クールな趣味として、チェスを始める

インテリジェンスな趣味

将棋や囲碁など頭を使ったゲームを楽しんでいる方は老けない、とよく言われますが、脳をフル活動して次の手を考える……こうしたいわゆるテーブルゲームは、シニア世代にもなじみの深い遊びでしょう。
夏になると玄関の前に縁台をを出して、打ち水をして多少煤軸なった夕暮れ、うちわをバタバタと仰ぎながら将棋を指すお父さんたち、ステテコと肌着を着てビールを飲みながら次の手を考えている姿は夏の風物詩のイメージがありました。
しかし今は、こうした下町情緒あふれる風景を見ることも少なくなりました。

ダンディに趣味を楽しみたいという事なら、バーボン片手にチェスなどはいかがでしょう。
膝が少々痛くても腰痛があっても、座って楽しめるゲームなのでぜひ楽しんでほしいです。

チェスに必要な物・ルール

チェスに必要なものは単純明快、盤とコマです。
この点、将棋も以後もチェスも同じです。

ルールですが、ポーン、ビショップ、ナイト、ルーク、クイーン、キングという進み方をさえ覚えればOKです。
ポーンは前に1マス動けます。
初期位置から移動させるという場合には、2マス進むことができます。
目の前にコマがある場合、進む、コマをとるという事は出来ず、斜め前に相手のコマがあればそのコマをとることができます。

ビショップは斜めに飛べます。
ゲームを行っていく上でビショップがあると非常にやりやすくなるので、特に攻撃で威力を発揮します。

ナイトは前後左右に2マス進み、その「左右に移動」するという複雑な動きをします。
チェスをわかりにくくしているのはこの辺りでしょう。
ナイトが動くマスト移動するマスとの間にもし敵のコマがあっても、飛び越せます。

ルークは縦横に何マスでも動くことができるキングを守る役割を果たすコマです。
ルークを敵にとられてしまえば、キングを守る事が出来なくなるため、取られない様にしなければなりません。

クイーンは女王様、縦横斜めに何マスでも!我儘に動くことができるコマです。
守備にも攻撃にも利用できる有能なコマなので、クイーンの使いようによって勝敗が大きく変わるといってもいいでしょう。
最後にキング、これを敵にとられたらゲーム終了です。
縦横斜めに1マス進むことができますが、キングは他のコマに守ってもらうしかないコマなので、弱いコマを守る事がゲームのポイントとなるのです。

ゲームの進行

はじまりはコイントス、裏表で決める、じゃんけんで決める、前勝負の勝敗で決めるなど、特に何から始めてもOKです。
相手が一手差し、次は自分が差す、順番に一手ずつ出していくことがルールです。

チェスはコマの掟を頭に入れて、ルールに沿って進めていく必要があるので脳をかなり使います。
頭の運動にもなるので、将棋や囲碁同様、日頃楽しむゲームとして定着させてほしいです。