運動不足解消にも!登山で自然とふれあう機会を

楽しく体力をつける

シニア世代になると気になるのが健康です。
足腰が弱くなると病気をしやすくなりますし、外出しなくなるため、引きこもりそれが痴呆につながっていくこともあります。
人とたくさん触れ合う事、コミュニケーションをとっていく事、さらにアクティブに活動する事が、将来の自分の生活を支える事となります。

退職され自分が自由になる時間が多くなると、何をしていいのか迷ってしまい、夫婦で自宅にこもっていると、お互いに今まで見えなかった嫌な部分が見えてきて、熟年離婚に至った・・・というご夫婦も多いです。
でもこれまで頑張ってきてやっと手に入れた自由な時間です。
趣味に勉強に大いに利用して、生活をいきいきしたものにしてほしいと願います。
ご夫婦で一緒に楽しまれる趣味として、今、登山が注目されています。

日頃から運動をされていない方へ

登山を行う前に、普段あまり歩いていない、運動をほとんどしていないという方は、近所のウォーキングから始めてみましょう。
少しずつ歩く距離を伸ばしていき、無理をせずゆっくり歩くことを心がけ、筋力と基礎体力を向上させておきます。

それから500mから1000m位の山をゆっくり上るという事をはじめてみましょう。
お弁当とお茶などを持ってゆっくり登山を楽しめる山は東京近郊にも多く、奥多摩山系、丹沢山などでスローウォーキングを楽しみながら登山を経験されていくといいでしょう。
いきなり富士山ご来光!なんて頑張ってしまうと、後が続かなくなってしまうので、低い山から少しずつ、身体の調子を見ながら距離、傾斜をアップしていくといいでしょう。

低い山でも山は山、装備をしっかり整えていきましょう

低めの山なので、ちょっと出かける位の格好でいいだろうと思ってしまう方も多いのですが、低くても山は山、天候が変わる事も多いいですし、平坦な山でもちょっと傾斜がきついと感じる場所が出てきます。
低めの山に登る場合でも、ストック、手袋、リュックにお水、スポーツドリンク、ちょっとした腹ごしらえができるおにぎりやサンドウィッチなどを持っていくと楽しみが増えます。

都市部から山に向かう場合、家を10時に出るのと7時くらいに出るのとでは車の多さが全く違います。
早めに出発し、朝から登山し頂上付近でお昼、そして下ってくる、夕方には家に戻るくらいのスケジュールでいる方が安全です。
渋滞に巻き込まれたりすることもありますし、バタバタして朝遅い時間に出発すると山で夕方……となりいきなり気温が低くなりますし体にもよくありません。

山を登る際には、急がない、あせらない、無理を強いないという事がモットーです。
急いで必死になって登れば、後から疲労が出てきてまた登山に行こうという気持ちもなくなりますし、身体に支障が出てしまうような登山では、健康体を保つための行動ではなくなってしまいます。