老後破産しないための資金計画!

日本経済は不安定

今、30代、40代、50代、この年代の方は、老後にもしかしたら現在のように年金がもらえないかもしれないということを考えたことがあるでしょうか。
日本経済は日々、変化しており、よくなった……という意識をお持ちになっている方は少ないでしょう。
バブルがはじけて以降、日本経済は不安定な状態を乗り越えるまでに至っていません。

シニア世代は痛烈に、経済の不安定さを感じていると思いますが、これからシニア世代に入る方々に、ぜひとも知っておいてほしいことがあります。
老後破産です。
親世代は60歳定年の世代で、なんとなくその子供は自宅でのんびり老後を過ごせる毎日が来るのだと感じているかもしれませんが、実際、今40代、50代という年齢になって豊かな老後が暮らせるかというと、それは不確定です。

もし60歳で定年を迎えたら?現在は65歳から年金をもらえるのが通常なので、5年間、無収入、年金ゼロという生活を強いられることになります。
仕事をせず、この5年間を乗り切れるのか、健康であれば可能かもしれませんが、夫婦ともども健康を害していたら……この5年乗り越える事が出来ず、老後破産となる可能性があるのです。

老後破産にならないために

定年後その先、どのくらいの期間でどのくらい、何に、費用が必要なのか、それを考慮しておくことが必要ですし、生活費のほか、子供世代、孫世代の結婚、旅行や保険にかかる費用や住宅に関する費用、これらを考えておく必要があるのです。
日常生活と一口に言っても、どの程度のレベルの暮らしを求めているのかによって利用する費用は違ってきます。
そのため、最低どのくらいかかるのか、そこから貯蓄が生まれるのか、ということを考えなくてはなりません。

もしもお子さんが未だ結婚していないということなら、結婚資金がかかります。
老後の貯蓄、というよりも、結婚資金や移動手段となる車などにどの程度かかるのか、老後以前の生活に関しても考えておく必要があります。
保険金に関しては通常、日本人は高い死亡保険金を受け取るだけの用意があると思いますが、掛け金をいつまで支払うのか、ということも老後になる前に考えておくことが重要なのです。

今40代の方、お子さんが中学生、高校生の方

今40代、老後の事を考えるにはまだ早いと思う方も少なくありませんが、住宅ローンを支払っているのなら、60歳定年を迎え退職となった以降も、ローンを払うことが必要な場合も出てきます。
その費用を考えなくてはなりませんし、今お子さんが中学であれば、中学、高校にかかる費用が少なく見積もって100万円程度、大学では学費のみでも私学に行けば年間100万円かかります。
こうしたことを頭に入れて老後破産にならないように、今から!シニア世代になって困らない生活資金をためておく必要があるのです。