シニア流ファッションのマストアイテム!パナマ帽子

カッコいいおじさま

若い人がストローハットなどをかぶっていると、なんだかしっくりこないのですが、シニア世代がストローハット、いわゆるカンカン帽をかぶっていると何も違和感がない、これってどうしてなのでしょう。
それに、シニア世代は帽子の種類をよく知っています。
ストローハット、パナマ帽、この違いわかるでしょうか。

ストローハットとは違い、パナマ帽はヤシの仲間のパナマ草というものを利用して作られた帽子なんです。
しっかりと編み込まれているほど高価なもので、高い物となると3万円くらいするとか。
でも上質なものを購入すると長く年数持つ、といいます。
シニア世代、現在60代くらいの人、特に男性はとてもおしゃれで粋なおじさんが多いと感じますが、よい物を長く大切に利用するというカッコよさも持っている方が多いです。

パナマ帽にも種類がある

今の若い男性も、こうした帽子を何の違和感もなくさっとかぶる事が出来るようになると、本当のおしゃれ上級者という感じがしてくるでしょう。
シニア世代が若者だったころは、男性が帽子をかぶるのが当たり前で、昔の白黒写真などを見ると、パナマ帽の中でもフェードラという種類をかぶり和服で映っている写真は今の若者から憧れられるでしょう。

フェードラ、ボルサリーノなどの種類がありますが、これはいずれも、手で帽子を顔の前から持つ時、そのあたりがちょうどくぼんでいて、帽子をつまむような格好で持つことができます。
こちらのサイトでもパナマ帽について詳しく説明しています。
>>パナマハット, パナマの帽子・Panama HatMall

この、帽子を前から指ですっとつまんで取る姿などはまるで映画の俳優さんのような魅力があります。
フェードラ、ボルサリーノば映画、インディ・ジョーンズでジョーンズ博士がかぶっていたあの帽子……といえばお分かりになる方が多いでしょうか。

フェードラやボルサリーノは、パナマ帽でもパナマ草を利用しておらず、フエルトで作られたもので、帽子をかぶって前からつまむようにする部分が最初から中折れするようにできていたので、コロニアル・スタイルとも呼ばれていたカッコいい帽子です。
こういう帽子をあえて和服に合わせて、足元ももちろん下駄、でも英国製のステッキを持ち、葉巻なんてくわえて写真を撮っている(写真館で撮っている写真なので小物的に利用したと思われる)おじいちゃんの写真は粋のかたまりと言えます。

てっぺんが丸く平たいポークパイ

カンカン帽が好きな人はこのポークパイが好きだったといいますが、帽子のてっぺんが平らで丸くできている帽子です。
ボルサリーノのように帽子をつまむような部分もなく、なんでもイギリスの郷土料理であるポークパイの形によく似ているという事から、この名称となりました。

特徴としては、パナマ帽、カンカン帽といった種類の中で材質が一番柔らかく、てっぺんを持たずに唾を持つようにという注意書きがあるくらいです。
当時のダンスシーンにもかなり登場し、映画の中にもこの帽子が印象的に利用されています。

粋な着こなし方を心得ているシニア世代はカッコいい

年齢が若いとちょっとこじゃれた格好が生意気とか、がんばちゃってるといわれることがありますが、年齢を重ねた方、シニア年代がカッコいいスーツに丸いフレームのサングラスをしていたり、真っ赤なマフラーを小粋に巻いているのを見ると、何だろう、どうしてなんだろう、嫌味に感じないのはなぜでしょうか?
これはズバリ、いい物を着てきた経験が、この雰囲気を醸し出すのものなのです。
シニア世代では社会人になる時、スーツを仕立てたという人も多いでしょう。
今のようにスーツの量販店などもない時代です。
イギリスやイタリア製の上等な布を利用し、自分のサイズにしつらえたスーツ、もちろんお高いのだけれど、それをしっかり大切に何年もきていく、こうした上質なものを長く着こなしていくことで、しっくりとした印象になるのでしょう。